目次
今回の学び →株主優待について知ろう!
皆さんは株式投資をする際、銘柄選びの基準をどこに置いているでしょうか?
割安感? 応援したい会社? 配当?
株主優待を基準にしている方もいらっしゃるでしょうか?
雑誌やテレビなどで「株主優待でお得生活!」などの特集で、その世界では著名な方が優待投資をオススメしたりしていますよね。私も多々銘柄を保有していますが、中には優待を目当てに買った銘柄がいくつかあります。今回はこのような「株主優待目当ての投資」について考えてみたいと思います。
株主優待制度とは? ➔会社から株主へ還元する方法の一つ
企業は株主に対して利益の一部を分配する「配当金」を出しているところは多くあります。これに加えて「自社の商品やサービス」「金券・ギフト」等を株主に対して年に数回付与している企業もあります。
これが「株主優待」です。
このような制度は日本独自のもののようで、欧米をはじめ他の国ではこういったものは無いそうです。お中元やお歳暮を習慣としていた日本らしい制度なのかもしれませんね。
株主優待にはどんなものがあるか?
株主優待には様々なものがあります。
いくつか例を挙げてみましょう。
・自社の製品
・運営している店舗の商品券、キャッシュバック、割引クーポンなど
・カタログギフト
・クオカードなどの金券
株式を保有しているだけでこれらのものを年に1回ないしは2回もらえます。お得ですよね(笑)
またタカラトミーなどでは、「株主優待でのみ配布する限定製品」があったりします。こういったものは希少価値にもつながりますからコレクターの方はもちろん、メルカリなどのマーケットで換金性がありますから、その点でもやっぱりお得ですよね。
株主優待のデメリットとは? ➔はしごを外されることはある
株主優待にもデメリットはあります。
まず1つは優待が急になくなること、それによって株価が大きく下がることがあること。株主優待は永遠にすることを約束されているわけではありません(もちろん配当もそうですが)。その会社の業績が下がったり、あるいはそれ以外の理由でも急に打ち切られることがあるというのは念頭に置いておく必要があります。
その場合、優待を利回りの中に織り込んでいる方も多かったり、優待が打ち切られることが失望につながる場合があります。期待が外れることで、株式が売られる=株価が大きく下がることがあります。
優待目当ての投資では、こういったことはリスクとして判断材料に入れておかないといけません。
結論>結局株主優待目当ての投資 ➔明確な目的をもってやる分には「あり」
デメリットもありますが、それを念頭に置いた上であれば、過剰に期待をしない限り、個人的には「あり」だと思っています。
「楽しみとしての投資」の一貫にもなりますね。実際に私も多くの銘柄で優待の恩恵は受けています。優待を最優先の理由として投資した銘柄は、それが無くならないかぎりは「売る理由」がありませんから、結果として長期投資につながることになります。
売り時のタイミングが下手な私(苦笑)にとっては、優待理由で長期保有したことで買値の2倍〜3倍になるまでじっくり保有できている銘柄もあります。
一方で「楽しい優待生活!」などの特集で「生活必需品や食費はほとんど優待でまかなってます!」などと取り上げられたりしますが、こういった方々はごく一部の幸運な方なんだろうと思っています。
あくまでも投資である限りは、大きな損は避けないといけません。その銘柄のリスクや株価の状況(割安か割高か等)はきちんと調べた上で投資しましょう。株式はリスク資産である、ということは忘れずに投資しましょう。
その株でどれぐらいの利益を目指したいのか、今の水準はどれぐらいか、自分が何をしているのか、といったシナリオはあらかじめしっかり立案した上で投資していきましょう。
なお、投資はくれぐれも自己責任でお願いしますね!
別の記事では私が保有している優待株の一例も紹介しています。そちらも是非参考にしてみてください。
今日もここまでお読みいただきありがとうございました!
またお会いしましょう!
【優待株投資ってどうなの?】私が買っている優待目当て株はコレ!